プロに負けないプロフィール写真術

プロに負けないプロフィール写真術
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習い事教室の講師ともなれば、見た目が大切などということは、人に言われるまでもなく、よくご存知のことと思います。
では、その認識を元に、ブログにプロフィール写真に力を入れたという人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

まさか、犬猫の写真や幼児期の写真で誤魔化している人はいませんよね。アバターや自撮りも NG です。
プロに撮ってもらったという人もいるかもしれません。
コンサートのパンフレット用の写真を使いまわしている人とかも。

プロフィール写真は営業ツール

プロフィール写真はプライバシーだなんて思わないでください。習い事教室の講師にとって、プロフィール写真は営業ツールです。
ですから、見せたい自分を見せようとするのではなく、生徒が好む講師を演じ、それを写し撮りましょう。
あなたが生徒なら、どんな先生がいいですか?

レッスンはきびしいけれど、最後には笑顔に戻ってくれる先生
うまくできなくても叱りつけず、励ましてくれる先生
いつもやさしく見守ってくれる先生
・・・

あなたが演じようとする先生像と、いまのあなたが合っていなくても心配ありません。
あなたは"女優(俳優)"で、カメラの前で自分に与えられた役を演じることを求められているのですから。

プロフィール写真撮影前の準備

カメラ

デジタルカメラ/スマートフォン/ミラーレスカメラ/デジタル一眼レフ。
液晶画面があれば何でもOK。
カメラが高価だからといって、よい写真が撮れるわけではありません。

撮影者

プロカメラマンである必要はありません。
気心の知れた、そこそこ写真を撮りなれている人ならOK。
事前に、撮影者にどういうイメージがほしいのか、伝えておきましょう。
気に入っている写真があれば、それを見せましょう。他人の写真でもOK。

ヘアメイク

事前にいつもの美容院でOK。

プロに負けないプロフィール写真術

背景はシンプルに。
自然光だけで十分な明るさの時間帯に撮る。
からだの向きは少し角度をつけて、顔は正面向けて、カメラを見つめる。
笑顔をチューニングする。
たくさん撮る。
休憩時間に画像チェック。
疲れたら切り上げる。

1. 背景はシンプルに

"背景は白"という人が多いのですが、それは白以外の服を着ていて、とくに小道具を必要としない場合のこと。
ピアノの先生なら、やはりピアノは欠かせません。写真を見る人の自然が人物とピアノ以外のものに向かわないように、背景には無地の布を吊し、フラットにしましょう。

2. 自然光だけで十分な明るさの時間帯に撮る

プロとアマチュアの差が出るのが、じつはライティング。
アマチュアがプロ並みの写真を撮るには、ヘタなライティングをせず、自然光で撮るのが原則です。自然光といっても、戸外で撮らなければならないのではなく、室内でも自然光だけで十分な明るさになる時間帯に撮影しましょう。顔に影ができないのであれば、蛍光灯を使ってもOKです。逆に自然光でも直接、人物や小物に当たるのはNG。フラッシュは厳禁。

3. からだの向きは少し角度をつけて、顔は正面向けて、カメラを見つめる

証明写真を避けるあまり、目線もカメラから外す人もいますが、やはりここは写真を見る人に話しかけるつもりで、カメラを見つめましょう。

4. 笑顔をチューニングする

"カメラを少し上から構え、少し歯がみえるくらいの笑顔を見せると好印象"、"「わーっはっは!」と大笑いしているくらいの笑顔が、プロフィール写真ではちょうどいい"などと、諸説ありますが、それは顔立ちや笑顔の作り方の巧拙にもよるでしょう。もともと怖い顔立ちの人、感じのよい笑顔が作れない人は、しっかり大笑いした方が見る人に安心感を与えます。

5. たくさん撮る

だれもがいうことですが、ともかくたくさん撮りましょう。4番の笑顔も、「大笑い」も「アルカイックスマイル」も「歯を見せた」ヤツも「見せない」ヤツも、ともかくいろいろなバージョンを撮っておきましょう。同じポーズで露光を変えてみるのもいいですね。
一眼レフを使うなら、背景をぼかした写真もぜひ、撮っておきましょう。

6. 休憩時間に画像チェック

一通り撮影が終わったら休憩し、その間に撮影した写真を撮影者といっしょに見ましょう。液晶画面でもいいのですが、できればテレビにつなぎ、大きな画面で細部までしっかり見ましょう。
見ているうちに、いろいろなことに気づくはずです。
「あっ、この写真、もう少しこうしたら」
そんなアイディアを休憩後の第二ランウンドで試してみましょう。

7. 疲れたら切り上げる

なかなかうまくいかず、疲れを感じ始めたらやめましょう。疲れた状態で撮影すると、疲労感が写真に出てしまいます。
時間が許すのであれば、次回の撮影を予定してもいいのですが、そういかない場合は、撮影したものからセレクトしましょう。大丈夫、そこまですれば、次点もそこそこのレベルに達しているはずです。

プロフィール写真は統一イメージとして繰り返し使う

撮影が終わったら、生徒が好きな講師のイメージにいちばん近い一枚をプロフィール写真として選びます。そして選んだプロフィール写真はブログだけでなく、ポータルサイトでも、チラシでも、習い事教室に絡む場面なら、必ず使いましょう。同じプロフィール写真を繰り返し使うことで、イメージが見る人の脳裏に焼き付くのです。

まとめ

プロフィール写真は、見せたい自分を見せるものではなく、生徒が好む講師のイメージを演じ、それを写して、習い事教室を探している人を惹きつける営業ツールです。
プロカメラマンでなくてもOK。撮影者にほしいイメージをよく伝えておきましょう。カメラは液晶画面がつけていれば十分。後はいくつかの点に注意しながら、たくさん撮りましょう。休憩して、撮った写真をチェックし、足らない点を補正して撮りなおしていきましょう。

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