カテゴリー: 動画/メディア活用

演奏動画をユーチューブにアップして集客に結びつけたり、ピアノ発表会をCD/DVD化して生徒の音楽人生を音で辿れるようしたり、ITメディアを教室運営に生かす方法について具体的にアドバイスします。

実践: 勝手にダウンロードさせない動画配信

トップイメージ:動画配信

動画コンテンツを売るために、YouTube ではなく、ホームページ上に動画配信システムを構築するという案件に取り組んだ。結局、動画ファイルをダウンロードさせるのではなく、動画ごとに視聴者と視聴期間を制限して視聴させるシステムにした。稼働直後から動画は売れ出し、有料動画の需要とともに、こうしたシステムの必要性も実感した。

YouTubeの動画ダウンロードは危険

YouTubeの動画ダウンロードは危険

YouTubeは利用規約で、動画のダウンロードを禁じている。しかし、この規定は目下、建前だけで機能していない。だからといって、ダウンロードすることを前提にしていると、突然、YouTubeが本格的にダウンロードを禁止したら、対処できなくなる。シェアしたい動画は自分のホームページでダウンロードできるようにしておくべきだ。

勝手に動画をダウンロードさせない方法

勝手に動画をダウンロードさせない方法

YouTubeで動画を公開すると、ダウンロードされ、悪用される危険がある。そのした事態を防ぐには、自分の管理権限の及ぶホームページ領域にセキュリティの高いアーカイブと動画発信ページを作り、ダウンロードを許可する人はアーカイブへ、それ以外の一般の人は動画発信ページへ、誘導する--という仕組みを作る必要がある。

演奏会を動画にするとき、最低限必要なこと

演奏会を動画にするとき、最低限必要なこと

音楽動画は"見る"ものではなく、"聴く"ものだ。だから、演奏会(発表会)を音楽動画にするのであれば、撮影業者よりもプロの録音技術者を優先すべし。万一、プロの録音技術者が手配できないのであれば、専任の録音スタッフを配置しよう。ホール備えつけの機材を借りて録音するのが吉。機材に慣れるため、リハーサルも録音してみよう。

習い事教室の生徒のための動画アーカイブとは

ひとりひとりに専用の動画アーカイブを作ります

発表会などの生徒の成長ポイントをスマホで視聴できるネット動画にし、生徒専用の動画アーカイブに蓄積していこう。動画アーカイブでは、生徒が自主的に、動画から自分のダンス(演奏)を客観的に分析し、課題を見つけて克服することができる。また、動画アーカイブからダウンロードしたネット動画は、SNSに投稿でき、自己紹介にも使える。

音楽動画はスマホで撮るな

音楽動画はスマホで撮るな

子どもとともに、子どもの演奏も成長していくので、演奏を音楽動画して保存するのは意義のある。しかし、スマートフォンの動画撮影機能は雑音を拾いやすく、音楽動画制作には向かない。音楽動画を制作するには、ピアノ発表会などのチャンスを捉え、録音と撮影はそれぞれ専用の機材を使いこなせるスタッフを配して、高品質の音源を収録しよう。

ピアノ発表会を動画に記録して音楽人生のひとコマに

ピアノ発表会を動画に記録して音楽人生のひとコマに

ピアノ発表会は、生徒の到達点を示す重要なメルクマールだ。これを動画で記録し、各生徒専用の動画アーカイブに保存すれば、生徒は、人と比べることなく、じっくりと自分の演奏を振り返ることができる。それは次のステップへの糧となるだろう。さらに動画を撮りためておけば、10年後、20年後に、音楽人生を音と映像で辿ることができる。