ピアノ発表会を動画に記録して音楽人生のひとコマに

ピアノ発表会を動画に記録して音楽人生のひとコマに
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ピアノ発表会は、生徒さんが先生に助けてもらいながら目標に向かって邁進する重要なイベントです。
演奏に成功した人も、失敗した人も、何かを掴むきっかけとなるのが、ピアノ発表会です。
そんなに大切なピアノ発表会を思い出だけに終わらせず、動画に記録し、次のステップへの糧にしませんか?
動画ならば、遠い親戚や知人にも聴いてもらったり、仲間内でピアノ発表会を振り返ったりすることができます。
動画を撮りためれば、10年後でも、20年後でも、映像と音源からその人の音楽人生を辿れます。すばらしいことだと思いませんか?

教室主導で、撮影・録音をしよう

では、動画なら、スマホでいいじゃん。
小学校の運動会のように、親御さんがそれぞれ我が子をスマートフォンなどで録画するのに任せていればいいのでしょうか?
結論からいうと、それはいちばん避けるべきことです。
スマートフォンは音質が悪く、音楽の録音には向きません。さらに、親御さんが入れ代わり立ち代わり撮影するのでは演奏の邪魔になります。
音楽動画を作るなら、それなりの機材とそれを使いこなすプロの技が必要です。

音楽動画はスマホで撮るな

ここは教室主導で、プロの映像カメラパーソンもしくはレコーディングエンジニアを配し、高品質なデータを撮影/録音しましょう。
もしかしたら、他の生徒さんと比べられるのがイヤで、撮影を嫌がる生徒さんがいらっしゃるかもしれません。
じつはDVD/CDにせずに、スマホやパソコンで視聴できるスマホ用動画に加工するという手があります。

ピアノ発表会をスマホ動画にします<教室向>:

この場合、生徒さんひとりひとり専用の動画アーカイブを作ります。つまりDVD/CDのように、みんなひとまとめにするのではなく、ひとりひとり別々にして、丁寧に記録を撮っていくのです。こうすれば、人と比べるのではなく、前回の自分からどのくらい進歩したのか、どのように成長したのか、自覚できます。

撮影・レコーディングやデータ編集には費用がかかりますが、教室として発注することで作業をまとめることができ、効率的です。
また、生徒さんひとりひとりのための動画アーカイブは、他にない斬新なサービスとして教室をアピールできます。

ユーチューブには注意

ピアノ発表会をユーチューブで流している教室もあります。
その方がコストを撮影料金だけで抑えられるからでしょう。
しかしユーチューブの利用には十分注意する必要があります。
ユーチューブではプロからアマチュアまでさまざまな人の演奏が公開され、いやでも比べられます。そして心ないコメントがつくこともあります。
コメント機能を停止したり、限定公開にしたりすれば、限られた範囲の人にだけ聴いてもらうことができます。
ただし、検索対象から外れるので、視聴者の側がちゃんとリンクを残しておかなければ、「聴きたいときに聴く」ということができません。ユーチューブは個人の動画アーカイブとしては使えません。
さらに問題なのは、ユーチューブでは原則ダウンロードができません。そのため、スマホやノートパソコンで聴くと、途切れ途切れになってします。その一方で、勝手にダウンロードする人が後を絶たず、不公平が生じています。

勝手に動画をダウンロードさせない方法

まとめ

ピアノ発表会は、その時点の生徒さんの到達点を示す重要なメルクマールといえます。これを思い出に終わらせるのではなく、動画に記録し、各生徒さん専用の動画アーカイブに保存すれば、生徒さんは、他の人と比べることなく、じっくりと自分の演奏を振り返ることができます。それが次のステップへの糧となるはずです。
動画を撮りためておけば、10年後、20年後に、音楽人生を音と映像でで辿れることができます。

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