公式サイトで必要となる5条件

公式サイトの5条件: 1. Webサーバー、 2. 独自ドメインと常時SSL、3. スマートフォン対応、4. ワードプレス、5. お問い合わせフォーム。

公開日 2017-09-12 | 更新日 2017年9月20日

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公式サイトは、ブログやポータルサイトから流入する読者を受け止め、顧客に変換する場です。
習い事教室に関する情報を正式なものとして発表し、お問い合わせやメールマガジンなどの登録を行います。

公式サイトの条件

公式サイトを作る際、次の5条件が必要となります。

Webサーバー
独自ドメインとSSL
スマートフォン対応
自力メンテOK
お問い合わせフォームの設置

1. Webサーバー

Webサーバーとは、Webサイトを表示するためにインターネット上に設置された特別なコンピューターです。このWebサーバーに公式サイトのデータファイルをアップロードしておくと、さまざまな人がインターネットを通じて、あなたの公式サイトを見にきます。こうしたWebサーバーを専門的に提供してくれるのがホスティングサービスです。
近年、ホスティングサービスは低価格化が劇的に進みました。選び方を誤ると余計なコストを払うことになりますので、注意しましょう。

2. 独自ドメインとSSL

ドメインとは、インターネット上のアドレスのことです。通常はホスティングサービスのサーバー名が入ります。たとえば、

http://www.yy-server.or.jp/~○○○/

といった感じです。これを独自のアドレスに変更することができます。

http://www.○○○.jp/

最後の「.jp」の部分は他に何種類もあり、それぞれ値段が違います。通常年数千円で独自ドメインを利用することができます。
もし、すでに独自ドメインをお持ちなら、それを使えるかもしれません。サイト制作者に相談されるといいでしょう。

SSL は、Webサイト上のデータを安全にやり取りするために暗号化する技術です。現在は、このSSLをサイト全体に適応する常時SSLが推奨されています。

3. スマートフォン対応

総務省の調査によると、スマートフォンでインターネットをしている人の割合は57.9%で、1位のパソコンの58.6%とほぼ、肩を並べています。半数以上の人がスマートフォンでインターネットをしている現実を直視するのなら、当然、公式サイトもスマートフォンに対応する必要があります。
通信利用動向調査平成28年

4. 自力メンテOK

習い事教室が主催するイベントのお知らせ、コースの新設など、公式サイトは、ブログほどでないにせよ、適宜、内容を更新しなければなりません。そうした細々したことをサイト制作者に依頼するのは手間ですし、コストもかかります。イベント情報ページの新規作成や既存ページの字句の修正などといったメンテナンスは、簡単な操作で、サイト運営者自身が行えるのが望ましいです。メンテナンスが楽な Web構築システムはいろいろありますが、デジタルエイドは、その中でダントツにすぐれているワードプレスによって、公式サイトを構築します。

5. お問い合わせフォームの設置

お問い合わせは必ず、お問い合わせ用のフォームメールを設置します。
いまだに、まともなお問い合わせフォームがなく、mailto: でゴマかしたり、「お問い合わせは xxx＠○○○.jp の＠を半角に変えて、お送りください」という手抜きを見かけます。mailto: ではメールアドレスがむき出しで、スパムメールや詐称メールに悪用されます。@を全角にしたくらいでは問題は解決できません。自分のメールアドレスをこのように粗末に扱うWebサイトに、お問い合わせしたい人がはたして何人するでしょうか。
サイト制作者に本格的なお問い合わせフォームを作ってもらいましょう。

公式サイトに必要な内容と機能

サイト制作者に制作を依頼する前に、まず、公式サイトに必要な内容や機能を顧客目線で考えてみましょう。

レッスンの概要
内容/頻度/時間/場所(地図)/料金表
講師の紹介
お試しレッスン
イベント/参加申込
実績(演奏動画など)
お問い合わせ
予約カレンダー
ブログ
個人情報取扱方針

このうち立ち上げ時に最低限必要なものとそうでないものを分けておきます。

サイト制作者への頼み方

Webサイト制作に相場というものは存在しません。案件ごとに、サイトの規模や実装する機能が違うからです。
見積を取る前に、

1. 社内のワードプレスの専門家が担当してもらう

という点です。ワードプレスの専門家は不足していて、プログラムなどむずかしい箇所は外注に頼る会社もありますが、外注は不可です。外注では、サイトが立ち上がった後、不具合が生じたとき、対応できないからです。
この条件に適合した会社にのみ見積をとってください。

2. 見積項目を設定し、項目ごとに、金額を算出してもらう

見積項目には、公式サイトの5条件とあなたが立ち上げ時に最低必要な内容や機能を設定します。そして「一式」ではなく、ひとつひとつについて金額を算出してもらいます。
もし、相見積する場合は、金額に目が行きがちですが、無理やり価格で案件をとろうとする会社が多いので要注意です。項目ごとに比較し、違いについて質問し、相手の力量を見極めましょう。

3. 追加すべき内容・機能を提案してもらう

サイト制作者としての経験上、必要と思われる内容や機能を料金とともに提案してもらいます。
すべての提案を受け入れる必要はありませんが、魅力のある提案は考慮します。

4. サーバー料金、ドメイン料金、SSL料金は直接ホスティングサービスと契約できるようにしてもらう

将来、ホスティングサービスを乗り換えることもありうるので、上記の3つの契約はサイト制作とは別にしておきます。

まとめ

公式サイトに必要なのは、

Webサーバー
独自ドメインと常時SSL
スマートフォン対応
自力メンテOK
お問い合わせフォームの設置

です。
とくにワードプレスの専門家は不足していますので、社内にワードプレスの専門家がいて、その人が担当するということを確認してください。